堀田善衞展 スタジオジブリが描く乱世

今は『ミシェル 城館の人』を読んでいるところだが、


作家としての堀田善衞さんは以後反戦的な思想を持つのだが、いわゆる左翼としてでなく、ニュートラルな視点から物事の本質を見出そうと、人々が混乱、衝突する時代の社会と人物をテーマに作品を作られているようだ。鴨長明もその一人で、鴨長明といえば、
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。」で始まる方丈記。
学校の教科書で初めて目にしたが、冒頭句でいきなり満腹になるこんなセリフは一度読んだら忘れられないものだった。
その鴨長明と同時代の藤原定家を主人公にして、ジブリの宮崎監督と鈴木プロデューサーが映画化しようとした?作品が今回のメインである。ストーリー展開順に大量のカラーのスケッチが展示されている。なんでボツになったか知らないのだが、ストーリーの説明文と一緒に結末までじっくり眺めていけば、十分練られた幻のジブリ作品をもう一つみれることうけあいだ。
結末の内容はちょっと子供に受け入れられるのは難しいかもしれないが、僕はそれを見てもう一度最初の場所に戻って見直した。ぽにょはまだ見てないが、ぜひこっちを作品化してもらいたいものだと思う。『紅の豚』を宮崎監督は「僕の趣味でやったわがまま作品」といっていたが、どうしてどうして、北野武監督のことを思えば、「定家と長明」くらいはいいじゃないかと思ってしまう。僕は宮崎監督の大人向けの結末の作品を映画館で観たい。
あとは横浜の街をブラブラ。ルネサンス期のパリもすごかったんだろうけど、ミシェルがもし現代の横浜に住んでいたらきっと365日デートだな。
自転車は建物の横に地球ロックできた。
いい公園だ。
いい自転車だ。
腹ごしらえ。
異国かのような元町商店街。MGのTが店の戸口に置いてあって、ダッシュボードを覗き込んでいたら店員の人がこっちを見ていた。それからほぼ異国の中華街とカップルばっかりの山下公園をブラブラして日が暮れたら、日本丸のライトアップがきれいだった。
「白いカノジョ(自転車)がいるじゃないですか」と昨日職場の人に言われてしまったが、自転車は自転車、これはデートではありません!(キッパリ)
帰り道に売り切れた足でふんばって黒いポルシェを抜かしたら、2回抜かれるたびにじろじろ見られた。

