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堀田善衞展 スタジオジブリが描く乱世

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横浜の「港の見える丘公園」にある神奈川近代文学館で開催中の「堀田善衞展 スタジオジブリが描く乱世。」へ、15号線をひたすら南下すること約2時間半。

今は『ミシェル 城館の人』を読んでいるところだが、
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堀田善衞さんはなんとも親近感の湧く顔をされている。




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展示物に、昭和天皇が東京大空襲で焼け野原になった街を自身の足で歩いて見て回っている写真があった。戦局が傾いても軍部がほとんど実際の情報を報告せず、敗戦後、それでもGHQのマッカーサーの執務室まで出向いて「すべての責任は私にあります」と言われた人の、一面の廃墟をみて歩く昭和天皇の表情が印象に残った。国民はみな土下座していたそうで、堀田善衞さんは東京大空襲の体験者としてそれをみて衝撃を受けたそうだ。たしかに、天皇も天皇だが、国民も国民で、そういう文化の近現代国家は他にないのではないだろうか。侵略的な戦争をやったことはやったこととして別としてもらえるとすれば、僕は日本のそういうところが嫌いではない。

作家としての堀田善衞さんは以後反戦的な思想を持つのだが、いわゆる左翼としてでなく、ニュートラルな視点から物事の本質を見出そうと、人々が混乱、衝突する時代の社会と人物をテーマに作品を作られているようだ。鴨長明もその一人で、鴨長明といえば、

「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。」で始まる方丈記。
学校の教科書で初めて目にしたが、冒頭句でいきなり満腹になるこんなセリフは一度読んだら忘れられないものだった。

その鴨長明と同時代の藤原定家を主人公にして、ジブリの宮崎監督と鈴木プロデューサーが映画化しようとした?作品が今回のメインである。ストーリー展開順に大量のカラーのスケッチが展示されている。なんでボツになったか知らないのだが、ストーリーの説明文と一緒に結末までじっくり眺めていけば、十分練られた幻のジブリ作品をもう一つみれることうけあいだ。

結末の内容はちょっと子供に受け入れられるのは難しいかもしれないが、僕はそれを見てもう一度最初の場所に戻って見直した。ぽにょはまだ見てないが、ぜひこっちを作品化してもらいたいものだと思う。『紅の豚』を宮崎監督は「僕の趣味でやったわがまま作品」といっていたが、どうしてどうして、北野武監督のことを思えば、「定家と長明」くらいはいいじゃないかと思ってしまう。僕は宮崎監督の大人向けの結末の作品を映画館で観たい。


あとは横浜の街をブラブラ。ルネサンス期のパリもすごかったんだろうけど、ミシェルがもし現代の横浜に住んでいたらきっと365日デートだな。
081107-160200.jpg 自転車は建物の横に地球ロックできた。
081107-160616.jpg いい公園だ。
081107-144338.jpg いい自転車だ。
081107-162652.jpg 腹ごしらえ。
081107-170755.jpg 異国かのような元町商店街。MGのTが店の戸口に置いてあって、ダッシュボードを覗き込んでいたら店員の人がこっちを見ていた。
それからほぼ異国の中華街とカップルばっかりの山下公園をブラブラして日が暮れたら、日本丸のライトアップがきれいだった。
「白いカノジョ(自転車)がいるじゃないですか」と昨日職場の人に言われてしまったが、自転車は自転車、これはデートではありません!(キッパリ)

帰り道に売り切れた足でふんばって黒いポルシェを抜かしたら、2回抜かれるたびにじろじろ見られた。
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笹部 政宏
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