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つらいことがあって沈んだ気持ちな時によくやること

古代ギリシャ人にとって時間は背中の後ろから前へと流れていくものという感覚だったらしい。過去は見ることができるけど、未来は見えないからだそうである。

インド人にとって時間は瞬間が永遠に繰り返されるものという感覚だったらしい。ヒンズー教の輪廻の思想の影響もあるだろうが、昨日と明日が同じ「カル」という単語だそうだから、生活感覚でもあるのだろう。

僕は単調なことをしているときによく「時間」を感じる。家までの帰り道で駅からてくてく歩いているとき、コーヒーのドリップカップからお湯が落ちるのを待っているとき、あるいはモニタに向かって、自分と直接関係のないことを確認するためだけにたくさんのメールを読み捨てているとき。とりわけ、気持ちが塞いでいるときに時間は長く感じて、ねっとりと自分にまとわりついてくるような感覚がする。

そういうときによく思い出すあることがある。ある人につらいことがあったのを知っていて、それは誰も助けてあげられない出来事で、たまたま同じようにその人が単調なことをしているとき、今すげーつらいだろうなってちらっと見たら、その人の口元はわずかに微笑んでいた、という光景だった。

ほんの数ミリの微妙な口角の話で、モナリザほどに微笑んでいたら違う印象を受けたと思うが、このときは違ってその人の強さやたくましさに衝撃を受けた。誰だったかももう覚えていないが、女性であることは間違いない。僕はうつむいて少し微笑む女性の姿が好きだから。

それを僕も真似するようになった。僕の口は放っておくと尖ってしまうので、唇は厚く、幅も小さい。いつのまにか力が入っているような感じだから、その力を緩めて口元を横に広げる。まれになんで笑ってるの?と聞かれてぎょっとすることもあるが、たいていは誰にも気づかれない程度だ。

そうすると、驚くことに、理由なんかないのに、その口元の筋肉の状態に影響されてなのか、沈み込んだ気分まで中和され、なんかやさしい気持ちになれてしまう。頭にこびりついて離れないはずの感情の状態が、あの一度衝撃を受けた光景を真似しようと思ってそうするだけで。

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笹部 政宏
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