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『超・美術鑑賞術/お金をめぐる芸術の話 』森村 泰昌

超・美術鑑賞術/お金をめぐる芸術の話 (ちくま学芸文庫)

NHK人間講座があらためて文庫化されたもので、読みやすし。
なるほどーとすいすい読んでいたら最後にホリエモンのことが出てきてびっくり。
文庫化にあたって追加されたらしいが、最後の最後にお金の話が出てきて、受け手の型にはまった姿勢を裏切るところがまた森村泰昌氏らしい作品のひとつと言えようか。

と書けば礼儀正しいが、ホリエモンは今絶賛露出中だけに読後感がホリエモンに占領されてしまったのだった。

「お金で買えないものは何もない」という1億はてブ級な彼の発言に対し、ピーコが
「人のココロもお金で買えるというならそれはとても不幸なこと」と返したという、自身も出演していた正月番組について書いている。
「それから数年経って、実は今、ちょっと心が揺れています。」

なぜかというと、脳の停止が人の死ということになった現代は「ココロの在り処」がなくなって宙に浮いてしまっているからだそうだ。
身体感覚としては、ココロの在り処は今もって心臓だ。心を揺さぶられて感じるのは心臓のドキドキだし、祈るときは胸に手をあてる。たとえば、その心臓がお金を出して移植手術によって得たものだとすると、この場合ホリエモンの話は正しくなってしまい、ピーコは負けである。

じゃあ脳だとして我々は、お金で買えないプライスレスな何を得られるのだろうか?
心臓的なるリアリティはそこにはなく、あるのはITによって情報が拡大、拡散しているような無形の「プロセス」だ。そしてそれは今まさに、資本主義的なお金の構造を壊そうとしつつある。

そう、ここでふたたび、ホリエモンの発言が思い起こされてしまうのである。
それに対する森村さんの答えは文章ではなく、一つの作品として掲載されている。
森村さんらしく加工された、一枚のお札の写真だ。残念ながら僕では、ぱっとみてよく分からなかった。


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笹部 政宏
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