『つきはぎだらけの脳と心』 脳の進化はいかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?

脳がいかにいきあたりばったりで進化してきたかがよく分かった。
感想も書くつもりだったが、頭がまだ整理されない。
何度か睡眠すれば、本書のいう夢の機能でまとまってくるのかな?
p322 図9-2
愛情、記憶、夢、神は、脳に対する進化上の制約から生じた (この表は本書で述べてきたことの要約になっている。
[脳の設計の進化上の制約]
- 脳をゼロから設計し直すことはできない。必ず既存のものに新たな部分を付け加える、 という方法を取らなくてはならない。
- 脳にいったん持たせてしまった機能を「オフ」にするのは非常に難しい。 たとえ、その機能が負の効果をもたらすような状況でも、なかなか「オフ」にはできない。
- 脳の基本をなすプロセッサであるニューロンは処理速度が遅く、信頼性も低く、 信号の周波数帯域も狭い。
▼脳に高い処理能力を持たせるには、ネットワークを複雑にし、サイズを大きくしなくてはならない。 そのため、誕生時、胎内で十分に成熟してしまうと、産道を通り抜けられなくなる。▼▼500兆のシナプスを持つネットワークは あまりにも複雑すぎ、その構造を全て ゲノムで指定することは不可能。人間の子供は、脳が非常に未熟な状 態で生まれて来ざるを得ない。▼▼脳内のネットワークの構造の多くの部分が、 経験によって決まる。人間の子供時代は長く、長期にわたり、 親からの様々な援助を必要とする。▼▼経験によってニューロンの配線を決める仕組みは 成長後も残り、少し修正されて記憶の蓄積に 使われる。[記憶]人間は、排卵周期のどの時期でも性交し、 長期にわたり夫婦関係を維持する。 [愛情]▼記憶を有用なものにするためには、古い記憶と 新しい記憶の統合や、感情との関連付けが必要。 記憶の統合、定着は、夜間、感覚情報があまり 入ってこない睡眠中に行うのが最良。▼非論理的で、奇想天外な物語が 夢の中で展開される。[夢]▼左脳の物語作成機能は常にオンになっており、わずかな知覚、記憶の断片をつなぎあわせて物語を 作ろうとする。その物語は夢の中などで、時に超自然的なものになる。これが宗教的観念を生む。[神]


