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BSモールトン リアサス加工の結論

リアサス穴開け(前々回)
穴あきリアサスの乗りごこち(前回)

穴の数を増やしては試し乗りというのを繰り返して、最初は振動や段差ショックの吸収の変化に目がいったが、今一番気に入っているのはやはり、ターンの乗り味の変化だ。

たとえば、鳥や飛行機が体を倒して風に乗ってターンしているときや、チーターが体を寝かしながら一定の速度でターンしているとき、姿勢を一定にしたままきれいな弧を描いているのは、色んな力の要素が互いつり合っているからである。

鳥や飛行機の場合は、翼の大きさ、バンクする角度、気流の強さとがバランスする。
地面の場合では、スキーやバイクで体重を乗せて曲がるともいわれるのが分かりやすい。スキーならエッジの板の角度、バイクならアクセル、そして自転車ならペダルを回す足だが、それらを制御するだけで刻々と目に飛び込んでくる空間に対して頭にイメージした弧の軌跡を描きながら抜けていく感覚は、その実、力のバランスに体重を乗っけているだけ、という具合である。それは、無重力空間で衛星が星をフライバイしていく力の美に触れるような感覚だ。

BSモールトンの乗り味というのもそれである。単に振動や衝撃を吸収するだけならマウンテンバイクにはかなわないが、それは戦闘機が空母の甲板に着陸するようなもので、沈みすぎてしまって体重が乗っかっている感覚もなくしてしまう。かといって車体があまりにガタガタ振動されると、それを押さえて姿勢を維持する方に気が取られてしまい、乗っかる感覚どころではなくなってしまう。自転車にとっては、その中間のいい塩梅がゴムのサスなのかもかもしれない。

さらに小さいタイヤによるジャイロ効果の小ささもあるだろう。地球ゴマが傾いたまま回っているように、その回転軸のまま安定しようとする遠心力の作用がその物体にかかる地球の引力に勝ってしまうのだ。地球ゴマは回転速度が落ちていってその遠心力の作用が地球の引力に負けるまで、驚くほどそのままの姿勢で回っている。
これはそのまま傾いた状態で回転する車輪にも当てはまるのだ。しかし、このジャイロ効果の作用は鳥にも飛行機にもチーターの足にもスキーの板にもない。バイクや自転車はだから、体を外側や内側にずらして荷重移動させ、つまり遠心力の強弱を補正することで、全体のバランスを調整しているのだ。とくにターンを切り返すときには露骨になる。この補正作業は普通無意識にやっているものだが、一定の姿勢のまま弧の軌道に乗っかる感覚に対してはどうしてもマイナスだ。

弧の軌道に乗っかる感じをモールトン(変態)博士が言っているのを読んだことはないが、僕はそこが実に好きだ。体重の軽い人は、ぜひお試しあれである。


*IMAX 3Dで『アバター』を観て、鳥の視点から超絶滑空する3次元の感覚はそれはそれで、実際には体験できないだろうすごさだった。目や耳の三半規管で感じるものも実際は脳が編集した結果という意味では、IMAX 3Dで脳に3次元として認識させたものと変わらないのだが、肉体上で生きているかぎり、やはり自分の体全体で感じるのが一番だ。

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遠心力とジャイロ効果は別のもんです
while(aho.atEndofStream)

笹部 政宏
笹部 政宏
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