『容疑者Xの献身』東野 圭吾
社会的立場や財力腕力で男に劣っている女性は一般的に、普段の何気ない小さな物事から男より気を使って生きていると思う。男は女を「細かい」というけれど、男を切れさせてしまうとその時点で経済的肉体的に危機になるのは女性だ。男ならその時点なら「一発やるか」と度胸を試される場面だが、女性はいつも崖っぷちにさらされているのに近いかもしれない。男にすれば、マッチョなゲイの村で彼らを頼って生きていかなければならない無力な状況のようなものだ。(ゲイの方すみません)
だからそういう事態の伏線になりかねない出来事には非常に敏感で、そこでどう振る舞えば波風を立てずにそれを回避できるかということにも長けている。男は女性のそういうところが肝が座っていると関心させられたりするが、女性はそういう男が空気の読めない単純動物にみえたりする。
男が女に第一に求められる「やさしさ」。よく気がづくとかいうのではなくて、その財力と腕力に裏打ちされて(されていなくても)どんなことがあってもあなたを守ります、といって女の(男から見れば)崖っぷちの高ストレス環境から解放してくれる包容力が「やさしさ」かと思う。
だけど、飲み会とかで好きなタイプを聞かれて「やさしい人」と答えるのを聞くと、本当のやさしさって何だろうかというのが頭をよぎる(非モテはいつも考える)。
やさしさをたむける人にとって、それが本心であればあったほど、それは相手には気づかれないようなものなのではないだろうか?
「やさしい人」と口にしていうのは、自分が気づけないほどの行為を指して言っているのか?「よく気がつく」くらいのすぐ見えるやさしさは、対等な人間関係だったなら、それは同時に対価が求められる「サービス」ではないか。それも「やさしい」行為のひとつではあろうけど。
僕がもし女だったら、「あなたをどんなことがあっても守ります」なんて口にされたら、その対価の重さに恐れをなしてしまうかもしれない。
やさしさって、それが本当のものであればあるほど、そのことに気付きにくいものなのかもしれない。
その奥深さに誠実であろうとすれば、簡単に口にはできないんじゃないのと非モテは心でやさぐれつつ、「そうだよねー」と非モテでないふりの顔をするのだった。
ミステリーものだけど一行もじって引用すると、
「崇高なるものには、関われるだけでも幸せなのだ。それを手に入れようとすることは、尊厳を傷つけることになる」
そう考えた人のクライマックスは、読んでいておもしろかった。
だからそういう事態の伏線になりかねない出来事には非常に敏感で、そこでどう振る舞えば波風を立てずにそれを回避できるかということにも長けている。男は女性のそういうところが肝が座っていると関心させられたりするが、女性はそういう男が空気の読めない単純動物にみえたりする。
男が女に第一に求められる「やさしさ」。よく気がづくとかいうのではなくて、その財力と腕力に裏打ちされて(されていなくても)どんなことがあってもあなたを守ります、といって女の(男から見れば)崖っぷちの高ストレス環境から解放してくれる包容力が「やさしさ」かと思う。
だけど、飲み会とかで好きなタイプを聞かれて「やさしい人」と答えるのを聞くと、本当のやさしさって何だろうかというのが頭をよぎる(非モテはいつも考える)。
やさしさをたむける人にとって、それが本心であればあったほど、それは相手には気づかれないようなものなのではないだろうか?
「やさしい人」と口にしていうのは、自分が気づけないほどの行為を指して言っているのか?「よく気がつく」くらいのすぐ見えるやさしさは、対等な人間関係だったなら、それは同時に対価が求められる「サービス」ではないか。それも「やさしい」行為のひとつではあろうけど。
僕がもし女だったら、「あなたをどんなことがあっても守ります」なんて口にされたら、その対価の重さに恐れをなしてしまうかもしれない。
やさしさって、それが本当のものであればあるほど、そのことに気付きにくいものなのかもしれない。
その奥深さに誠実であろうとすれば、簡単に口にはできないんじゃないのと非モテは心でやさぐれつつ、「そうだよねー」と非モテでないふりの顔をするのだった。
ミステリーものだけど一行もじって引用すると、
「崇高なるものには、関われるだけでも幸せなのだ。それを手に入れようとすることは、尊厳を傷つけることになる」
そう考えた人のクライマックスは、読んでいておもしろかった。

